AI(エアーインテグレーション)の設定方法

インストール手順

1. ファーストステージの高圧ポートにトランスミッターを取り付ける

予備としてアナログ式SPGも装着できるように、高圧ポートが2つあるファーストステージを使用してください。 トランスミッターを取り付ける際は、Oリングが装着されており、砂や埃がないことを確認します。 Oリングのサイズは012です。交換する際は、Viton®素材のものを推奨しています。

2. トランスミッターをPeregrine TXと同じ側に取り付ける

受信範囲は約1m(3ft)以内です。 横に向けるか、やや前向きに設置します。 取り付け部分が入り組んでいる場合は、短い高圧ホースを使用して取り付ける必要があります

3. タンクのバルブを開く

トランスミッターは、圧力を検知すると自動的に電源が入ります。 同様に、圧力を検知しなくなってから2分後に電源が切れます。 そのため、トランスミッターの電源を切るには、タンクのバルブを閉めてからセカンドステージのパージボタンを押してエアーを放出します。 今のところは、バルブを開けたままにしておきます。

4. Peregrine TXでAIを有効化する

Peregrine TXで、システム設定 > AI設定に移動します。AIモードの設定をオンに変更します。

5. トランスミッターをペアリングする

各トランスミッターには、本体にそれぞれ固有のシリアルナンバーが刻まれています。すべての通信がこの番号で暗号化されているため、各圧力測定値の送信元が識別できます。 トランスミッターのペアリングは、Tx設定のメニューオプションからT1を選択します。T1をオンにし、T1シリアル#設定に、トランスミッターに記載された6桁のシリアル番号を入力します。一旦設定すれば、設定メモリーに永久に保存されるため、再度入力する必要はありません。

メイン画面にAI表示を追加する

あるいは、AI情報をメイン画面に追加しないままにしておくこともできます。右ボタンを2回押すと情報にアクセスできます。

7. 準備完了

AI機能の設定が完了したので、ダイビングできます。 「AIシグナル消失」と表示されている場合は、タンクのバルブが開いており、トランスミッターとPeregrine TXとの距離が1m(3ft)未満であることを確認してください。 AI設定は、Perdix、PetrelおよびNerd 2の場合も同様の手順となります。

タンク内の残圧時間(GTR)

GTRはNDLに類似しています。 GTRは、水面まで直接浮上する場合に、予備残圧で浮上することになるまで現在の深度に留まっていられる時間(分)のことです。 GTRは、ダイバーの現在のSAC(水面空気消費量)速度を基に算出されます。 水面にいる間、GTR(およびSAC)は算出されません。また、ダイビングの最初の数分間も予測に必要なデータを十分に収集していないため、表示されません。

残圧表示

現在のタンク圧はPSIまたはBarで表示されています。

残圧は見てすぐにわかるように、バーグラフで表示されます。

表示される可能性のある警告および状況